ロサンゼルス日和り

東京からロサンゼルスへ、暮らし、旅、食にまつわる日々の記録

父が脳出血で倒れました。海外在住の娘ができること

こんにちは。

 

2021年新年明けて、父親が脳出血で倒れました。

プールで泳いでいた直後に、ろれつが回らなくなってそのまま水の中へ。

幸いコーチや周りの方もいたので、倒れてから30分以内に救急病院へ搬送されました。

 

今は意識は戻っているそうですが、右半身は麻痺で言葉を話すのは恐らく難しいだろうと言われています。今はICUで、これから病棟に移りますが、その後リハビリの病院で数ヶ月入院です。

 

青天の霹靂とはこの事かと思うほど、急で正直心が追いついていないのが現状です。日本にいる兄弟が母の付き添いをしてくれたり、実家にあった必要ないものなどをゴミ袋25袋分も片付けてくれて有り難いです。大型家具(桐ダンス、座卓、ソファなど)は車椅子や介護ベッドの為に捨てる事になると思います。

 

歳をとったらミニマリズムは必須ですね。セルフネグレクトなどが起こって家中散らかる可能性もある訳ですし。

 

ひとまず、介護に関わる本やYoutubeなどで申請する介護保険や、保険の内容を調べました。海外在住の娘ができることは、フィジカルワークではなくデスクワークだと思います。母も夜眠れないことが続いているので心療内科へ予約をとりました。この際、実家の近くにあるいい心療内科へスカイプアウトで電話をして、予約可能か問い合わせました。昨今心療内科の予約が本当にとりにくく、2ヶ月待ちもざらだと言うことを知りませんでした。

 

あとは、実家のデジタル化。

  • 見守りカメラ
  • グーグルネスト(音声認識機能で調べ物)
  • ホットクックで手間を省く
  • パルシステムで買い物へ行く時間の短縮  
  • セコムの見守り
  • Google Hub Maxでモニター等があります。

これから母にとっては、大きな乳児を育てるのと同じだと思います。お金があったら乾燥機付き洗濯機を買ってあげたい。あと、実家の作りがほぼ平屋だったのは助かりました。介護保険認定が降りたらスロープ等をつけようと思います。さらに、ベッドも借りる事ができるということを知らなかったです。

 

これら一つひとつを、退院までに完了させておく必要があります。

 

私自身も、すぐにセラピストに連絡をしてセッションをしてもらいました。海外にいる罪悪感、無力感、コロナで感染させられない状況、最悪なことを常に想定してしまう事、自分のせいではないかと自分を責めてしまう事、休めない事等を話しました。自分のコントロールの範囲内ではないこと、ブレインロックを外すことを言われました。いいことがあると悪いことが起きるんじゃないかと思ってみたりすることは、一重にそういうブレインロックがかかっていて、実際に証拠は?と言われると答えられないことがほとんどです。自分で自分に暗示をかけているんですね。これは、自分の人生を大きく狂わせる元凶です。

 

以前、キンコン西野さんが鬱を回避する方法という内容で話していたのですが、毎日少しでもいいから前に進んでいるという実感を持つとお話されていたんですね。このアイデアには助けられました。少しでも、ささいでも前進しているのならそれを良しとすること。これは、大きな思考の転換です。

 

ひとまず今は、時差をいかして、夜眠れない母とLINEを繋げたりして精神面のサポートを心がけています。

 

あと、かけがえないのが友人の温かいサポートです。数人の友人がたまたま連絡をくれた人も含め内容を聞いてくれ、励ましてくれました。本当に心強かったです。人とのつながりは何にも代えがたいものと感謝の心でいっぱいです。